2階

長谷川 暉

日本画家。力強い線の中に、女性らしい繊細な雰囲気を併せ持つ個性的なタッチは、
なぜか観るものを魅了し、心おだやかな気分にさせてくれる。
京都芸大卒。京都市在住。


出展作品は隋の観音菩薩、蓮・いのる、白光T、白光U、大地の神のエスキース

国井愉希子

タンカ(チベット仏画)作家。
2年間ネパールでタンカを学ぶ、北海道でただ一人の、日本でも数少ない本格チベット仏画作家。
繊細な線の組み合わせを重ねて、全体として逞しい強固な世界を見せてくれる、独特の不思議な世界を展開する。
札幌にてチベット仏画教室を開講。札幌大谷短大デザイン科卒。札幌市在住。

 
出展作品は孔雀明王、ホワイトターラー、釈迦如来
山本KOU
書道家。デジタル書道の会主宰。
自由で闊達な書をコンピュータ処理し、多種多彩な字形、墨色、筆勢に独特の不思議な世界を融合させた
新しい書道を展開する。今回は仏教哲学や日本の民俗学の精神を色濃く出した作品を選んだ。
横浜市在住。





     
(左から)山本KOU のコーナー、五蘊皆空、岩礁の如くあれU、智の奔流、生死の在り方

松原秀仁
消しゴム版画家。ちぎり絵作家。
どこにでもある素材を使って丹念に彫り込む作品は、そのまま作者の人柄までも表してしまうかのように、
ほほえましく好感が持てる。しかしその線は妥協を排除した剛毅さと、ある種のストイックさが感じられる。
今回の作品は、2センチ足らずのお地蔵さまを千体彫って、お地蔵様の梵字の形に捺した作品と、その
千体のお地蔵様とを同時に出展。
神戸市在住。

   
出展作品はお地蔵さん(印仏)、お地蔵さん(版画)
長島成真
癒し画作家。真言宗僧侶。
説明に多言は不要、観れば判る。心を癒すお地蔵様や仏さまのほほえましい表情は、
一体一体すべて異なっている。背景がしっかり描きこまれているので、奥行きが感じられる。
はじめ成昌、今年(2009年)成真と改名。大阪府門真市在住。

 自作の前に立つ長島成真夫妻 

安福猛益
ガッシュ画家。
精緻で細密な画風で独自の世界を展開する。やわらかい色彩は安らぎと安心感を与え、
観る者を魅了して離さない。繊維プリントから医学書の挿絵まで、幅広いレパートリーが
正確な筆致を裏付ける。 大阪氏在住。

伝如意輪観音


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 第4回 関西仏教美術展

会期:平成21年10月14日(水)〜18日(日)

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